教育
ベトナム国家大学ハノイ校経済経営大学(ベトナム)
派遣期間:2024年9月-2025年1月
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なぜ留学先大学に交換留学しようと思いましたか? 実際に留学に参加してみた感想も教えてください。
元々私は日本の伝統文化や伝統工芸に興味があり、将来はそれを世界へ発信していくような仕事に就きたいなと思っていました。大学在学中に伝統工芸について調べていくうちに、日本の外にも豊かな文化があるのではないかと思うようになりました。それが、私がベトナムを留学先に選んだ一番大きな理由です。発展途上の国で、伝統文化や伝統工芸がどのような位置付けで、どう人を惹きつけているのか、またそれをどのように海外へと発信しているのかを学べると考えました。派遣先の大学は、マーケティングの授業や観光業、国際ビジネスについて英語で実践的に学ぶことができる学校でした。現地の学生と一緒に、ベトナムの豊かな文化をどのように海外へ発信していけばいいのか、どう観光客を引きつければいいのかなどについて、とても楽しく学ぶことができました。アカデミックかつプラクティカルに学ぶことができ、濃い留学体験をすることができたと思っています。
留学までの準備として、語学の勉強として取り組んだことを教えてください。
まず、留学の基準をクリアするためにIELTSの勉強を始めました。レーシングスポーツのF1が好きだったこともあり、YouTubeでドライバーのインタビューや実況などを聞いて、彼らが何を言っているのかを理解できるよう頑張りました。スロー再生や自動字幕など、現代の技術を駆使することで、効率的かつ楽しく学ぶことができたと思います。
また、英語を話すことに慣れるためにも、留学生と一緒の授業をとったり、英語のサークルで英語でゲームしたりしながら、積極的に話すことを意識していました。結果として、恐怖心を感じることなく話すことができるようになったと思います。
交換留学で一番嬉しかったことは何ですか。
ベトナム現地の学生の家に招待してもらい、ご飯をご馳走になったことです。その子は決して英語がペラペラというわけではなかったのですが、日本から一人できた自分をとても気遣ってくれて、積極的に話しかけてくれました。そして帰国前に家へ招待してくれました。彼の家族やお気に入りの場所などを教えてくれて、国境を越えて友達を作れたことにとても感動しました。
反対に一番辛かったことは何ですか。
留学初日が一番辛かったように思います。ベトナムという今まで過ごしたことのない土地で、自分一人の力で生きていかなければいけないと感じ、とても寂しかったことを覚えています。空港から出ると、自分の知らない言語が飛び交い、東南アジア特有の匂いがしました。その時急に不安になりました。しかし、大学が始まってみれば、たくさんの人が自分を助けてくれて、決して一人ではないんだなと感じ、それからは楽しく過ごすことができました。