経営学科

企業・組織・経営を基礎的に、全体的に学ぶ

経営学は単なる「金儲け」の方法でもなければ、企業や経営者だけのものでもありません。病院や学校や動物園を安定して経営していくためにも、宗教団体・政党・NPO団体が人々から支持されるためにも、内部の人達が活き活きと働き、「お客様」を満足させていかねばなりません。経営学はそのような「組織をうまく運営していきたいという”要求・必要性”」に応える学問です。経営学科はその経営学を基礎的に、全体的に学ぶ学科で、現在問題になっている地球温暖化などの環境問題や女性雇用問題・若年雇用問題、地域振興、経営難の企業をどう立て直していくのかなどを学び考えていきます。「経営学総論」をはじめに、「経営組織論」「経営管理論」「人間科学」「現代コミュニケーション論」などの総論・総合的・基本的科目から、「経営史」「経営戦略論」「組織間関係論」「産業組織論」「環境マネジメント論」というような長期的・全体的観点から分析する科目、「人的資源管理論」「行動科学」「産業社会学」など企業・組織内の人間を分析する科目などの講義科目で専門知識を学ぶほか、2年次秋学期に基礎演習、3・4年次には続いてゼミナールがあり、自分で調べ・考えてきたことを発表したり、仲間と議論したりして、自分の興味があるテーマをより深く掘り下げて勉強していきます。

開講科目例:人的資源管理論Ⅰ

「人はなぜ働くのか」、「キャリアとは何か」、「個人が企業組織の中で生き生きと働くためにはどうしたらよいのか」 といった素朴な疑問を考えながら、現代の人的資源管理について検討します。 人的資源管理論の基礎を学び、そのフレームワークを理解することを目指します。 個人がどのようにキャリアを形成していくか等について受講生一人ひとりと一緒に楽しく学んでいきます。なお、講義はパワーポイントやビデオなどを用いて、わかりやすく解説していきます。グループ討議等も行いますので、受講生の授業への積極的な参加を期待しています。

開講科目例:環境マネジメントⅡ

地球規模の環境問題が拡大している中、人間の社会経済活動を持続可能なものにするために、これまでの事業活動の在り方を根本から見直す必要があります。世界的に展開されている先進的な環境マネジメントの手法、製品などの環境影響に対する評価手法を学び、環境対策と企業経営を両立できる方策を考えます。講義はパワーポイントやビデオなどを用いてわかりやすく進められていきます。グループディスカッションや発表を通じて受講生による積極的な問題提起や調査、議論を行っていきます。